タイのお薦め3県(グルメ編)

住んでいた当時はタイ77都県全ての県名と場所を(県境さえ描かれていれば)言い当てられたパプ夫ですが、バンコクを離れて7年になるのでかなり忘れてしまいました。
やはり、行ったこと(バスや電車を降りて歩いたこと)がある県のほうがよく覚えています。ざっと思い返して、歩いたことがあるのは半分程度だと記憶します。
サムットパラーカーンにあるスワンナプーム空港を除けば、行った回数順にバンコク、チョンブリー、サゲーオ、パトゥムターニー、ノンタブリー、コーラート、ウドーン、ブリーラム、ピサヌローク、カンチャナブリーが上位でしょうか。ナコンサワンも無駄に行っています。何をしに行ったかと言うと、「何もしない。」をしに行ったことが4、5回あります。
そんな中で、「ココはココがお薦め!」と感じた県を3つずつピックアップしたいと思います。まずは「グルメ」から。
1位 ナコンシータマラートのタイ紅茶
2位 ハジャイ(ソンクラー県)のガパオガイ
3位 シーサゲートのラープ
1位は南部の割りと大きな都市、シータマラートです。今でこそスラーッターニーに抜かれていますが、20世紀にはハジャイ、プーケットに次ぐ南部の中核都市だったようです。伝説のハードパンチャーとしてムエタイ界では有名なアヌワットの出身地でもあります。
特筆すべきは女性の手足の細さ、足の長さ、食べ物の辛さ、タイ紅茶の美味しさです。ガラビーなども同様ですが、タイ中南部の食べ物の辛さは尋常ではありません。全くおおげさでなく、日本人としては千人に一人レベルの辛味耐性を持つ(タイ在住日本人にも負けた記憶がない)パプ夫もこの一帯では赤ちゃん扱いです。その辺の屋台のガパオムーが、一口で火を吹き、涙目になるほどの激辛料理です。
そして10バーツのタイ紅茶の旨さも尋常ではありません。他の町ではネスレの粉末か、日本のタイ料理屋にも流通している市販の茶葉を煎じたものにしか有り付けませんが、この県の田舎では地元産??と思しきナチュラルなタイ紅茶に出会えます。
2位はハジャイ。南部は南部でも、ここまで来るとむしろ料理の辛さは控えめです。個人的にはマレーシア料理も大好きですが、ハジャイで食べるご飯ものはどれも手抜きがなく、一度も外しませんでした。
「全国各地のガパオを食べてみよう。」という中二病全開な衝動に駆られて味比べをしていた時期もあるパプ夫ですが、日本のタイ料理屋も含め、何だかんだで100は迫るであろう数のお店で食べて来たガパオの中で、ハジャイのガパオガイは間違いなく1番でした。
3位はシーサゲート。個人的な趣味で言うと、ブリーラムとシーサゲートは美女の宝庫です。過半数がクマエ顔そのまんまのスリン(ブアカーオの出身県)を挟んで、この2県はイサーン系、クマエ系、そして少数民族スワイ族の血が混ざっているようです。(当てずっぽうですが、若い女性が動揺したり呆れた時に「オホオ」ではなく「フイッ」と言うのはスワイ語の名残ではないかと勝手に思っています。)カンボジアのアンロンウェーンの人々もそうですが、黒眼が黒々としていて青にも見え、宝石のように綺麗です。
イサーン料理が一番美味しかったのもシーサゲートでした。日本のタイ料理屋のコックさんもシーサゲート出身の人を何人か知っていますが、料理の味にそこそこ煩い県なのかもしれません。
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