キキピンに垣間見るクマエの血筋-その1
パプ夫は人の性質のルーツを探るのが好きです。例えば、「対抗意識が強くなくて、職場で接し易いのは三人兄弟だからかなあ。」とか、「三人兄弟は他人のウンチクも真面目に聞いてくれるなあ。」とか、「関西人って意外に事なかれ主義だよなあ。」とか。
住む場所や家庭環境が違えばそれぞれ特有の傾向が「性格」「人間性」に現れ、場合によっては有意差が生まれ得るものだと思っていて、過去の経験と今感じた事実とを自分なりに馴染ませています。
少なくとも、「育った国も地域も家庭環境も遺伝も全部関係ないよ。」という結論だけは間違いだと知り得ているので、そういう価値観の「行儀の良い人たち」からの冷たい視線は99%UVカットしています。
キキピンの性格や特性に関しても、「これは個人的な遺伝(または親の背中を見た結果)だなあ。」とか、「これはひょっとして一人親のせいかなあ。」「これは一人っ子(または一人目)故かな。」などと色々吟味する日々です。

その中には、「カンボジア人だなあ。」と思うこともかなりあって、例えば真っ先に挙がるのが「ケロっとしている。」という点でしょうか。
パプ夫が朝っぱらから八九三紛いの口調で叱って、それを夜まで引きずったとしても、キキピンは翌朝の夢の中で「フフフン♪..フフフン♪」といつものように笑っていたりする訳です。他の子(クマエの子、ハーフの子)を見ても実にケロっとしていますし、大人もサバサバしています。
もう一つは、警戒心のなさ。学校の友達のお母さんにも、数少ない会話の中で「凄く人懐っこい子ですね。」と言われ、「母親がカンボジア人なもので。」と謎な返答をしてしまったりもします。
公園で遊んでいる3才児とご両親の輪の中に入っていって「なんか知らんうちに家族増えとるで。。」という微妙な空気になってしまうのが、親としてはちょっとどうして良いか分かりません。
思えばシエムリアップに滞在していた時も、パプ夫が夜遅くにコンビニ前のベンチで一人お菓子を食べていると、見ず知らずのお兄ちゃんが他にいくつもテーブルがあるのに、わざわざ同じテーブルを挟んで向かいのベンチに座ってタバコをふかして来たりするのです。
全く嫌煙家ではなく、むしろ日本では禁煙ファシズムの被害者に同情している側のパプ夫ですら、「勘弁してくれ」と思う距離感です。男同士でこんなの、タイだったら確実にそっち方面の方々でしょう。(←いやこれは差別。)
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