劇的に改善
めこんIMEのお話の続きです。クマエ文字の入力アルゴリズムの難しい点として、昨日は「脚文字一つに対し、二つのユニコード値を使っている」ということを書きましたが、もう一つあります。それは「母音と子音の順序が左右で逆転する」という問題です。
母音だけでなく”ro”の脚文字もそうなのですが、クマエ文字には子音の左にくっ付く母音があります。タイ文字、ラーオ文字にもありますが、タイ、ラーオの場合には左から右へ素直な順番に文字を並べてコンピュータ側も管理しています。
クマエ文字の仕様は違って、子音(のユニコード値)の後ろに母音(のユニコード値)を付けることによって、見た目としては手前(左)に母音が表示される風になっています。なので、子音の後ろにカーソルがある状態でdeleteキーを押すと、先に(左だけれども、後ろにある)母音が消えます。
今作っているIMEの機能としては、子音と母音の間に割り込んで子音だけを消すことも可能にしています。おそらく、同じことをキーボードではできません。この機能を使うためには、消したい子音と残したい母音の境界が視覚的に判然としないといけませんが、「カーソルの手前は影付き、後ろは影なしの半透明」と区別することでそれを実現させました。

実はこの「カーソルの手前の文字にだけ影を付ける」という実装も、タイ、ラーオ文字であれば物凄く簡単だったのですが、クマエ文字は「後ろの母音が左に付く」という仕様によって一筋縄では行かず、かなり手こずりました。
脚文字の件と同様、現在はそれもほぼ解決していますが。いや、その前にクマエ文字のリストを一通り埋めて全部の文字入力できるようにしろよと。そっちが先だろうというお話ですが、あたくし割りとマジもんのADHDですもので、ご容赦ください。(๑˃̵ᴗ˂̵)テヘペロ
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